Rev. 0, Y. Nishimura, 2021/5/20
PowerAppsで、スマホにプッシュ通知することができます。
ここでは、PowerAppsの通知コネクタを使って、プッシュ通知を送る機能をご紹介します。
キャンバスアプリを一から作成する
PowerAppsを立ち上げます。
「キャンバスアプリを一から作成」ー「アプリ名」:「プッシュ通知の演習」ー「電話」ー「作成」をクリックします。
「ファイル」をクリックします。
「名前を付けて保存」ー「クラウド」ー「保存」をクリックします。
アプリIDを取得する
アプリが保存されましたので、アプリIDを取得します。
「すべてのバージョンの表示」をクリアします。
「詳細」をクリックします。
「アプリID」を「メモ帳」にコピーアンドペーストします。
接続を新たに作る
このタブを閉じます。
「プッシュ通知の演習」タブを選択して、「接続」をクリアします。
「データ」ー「接続」の画面で、「+新しい接続」をクリックします。
「Power Appsの通知」を選択します。
先ほどメモしたアプリのIDを転記します。
今回は、通知を送信するアプリと受信するアプリが同じですので、上記のような手順でアプリのIDを取得しましたが、あくまでも「受信側」のアプリIDを転記してください。
画面の最下部までスクロールすると、直前に作成した接続「Power Apps Notification」がありますので、「…」をクリックして、「編集」を選択します。
「表示名」を「通知の演習」として、「保存」をクリアします。
表示名が変更されて、「通知の演習」となったことが確認できます。
このタブを閉じます。
「←」をクリックして、編集モードに戻ります。
データソース「Power Appsの通知」を追加する
「データ」ー「データの追加」ー「データソースの選択」で「Power Apps」と入力します。「Power Appsの通知」をクリックします。
先ほど新しい接続として作成した「通知の演習」をクリックします。
データソースとして追加されたことが分かります。
コントロールを配置する
簡単なメッセージを通知しましょう。
コントロールを以下のように配置します。
コントロール種別 | 名前 | プロパティ種別 | fx |
ラベル | lblTo1 | Text | “送信先” |
ラベル | lblBody1 | Text | “メッセージ” |
テキスト入力 | txtEmailAddress1 | Default | “” |
HintText | “メールアドレスを入力してください” | ||
テキスト入力 | txtBody1 | Default | “” |
HintText | “メッセージを入力してください” | ||
ボタン | btnNotifyID1 | Text | “通知” |
OnSelect | PowerAppsの通知.SendPushNotification( { recipients:[txtEmailAddress1.Text], message:txtBody1.Text }) |
参考文献:「アプリから通知を送信する」
注)SendPushNotificationのパラメータにはもう2つあります。
- openApp (boolean):ユーザーがプッシュ通知をタップしたときにアプリを開く「true」かどうか。
- params:渡すキーの値。ただし、この動作は確認できませんでした。
- コネクタのリファレンス「Send push notification」には、「params」というパラメータは存在していません。
アプリを保存して、公開する
「ファイル」ー「保存」をクリックします。
公開します。
スマホでアプリ「プッシュ通知の演習」を立ち上げる
スマホからアプリ「プッシュ通知の演習」を一度立ち上げておきます。
アプリが立ち上がったら、これを閉じます。
スマホの「設定」から、Power Appsの通知を受け取れるように設定します。
スマホをロックします。
アプリの動作を確認する
パソコンなど通知を送信する側で、アプリ「プッシュ通知の演習」をユーザーモードで立ち上げます。
送信先、メッセージを入力して、「通知」をクリックします。
スマホのロック画面に通知が現れました!
ロック画面だけでなく、通知センターやバナー、サウンドやバッジも設定して楽しんでください。
以上