Rev. 1, Y. Nishimura, 2022/1/29
PowerAppsでメールを送信する機能をご紹介します。
シンプルなテキスト形式と、Html形式の2種類をご紹介します。
ここでは、Office365Outlook.SendEmailV2の接続コネクタを使います。
Office365Outlook.SendEmailが非推奨となっておりますので、ご注意ください。
キャンバスアプリを一から作成する
PowerAppsを立ち上げます。
「キャンバスアプリを一から作成」ー「アプリ名」:「メール送信の演習」ー「電話」ー「作成」をクリックします。
Office365Outlookに接続する
ここでは、コネクター「Office365Outlook」を使ってメールを送信します。
「データ」ー「データの追加」ー「Office 365 Outlook」をクリックします。
テキスト形式でメールを送信する
この画面では、シンプルなテキスト形式でメールを送信できるようにします。
画面「Screen1」に、以下のように、各種コントロールを配置します。
コントロール種別 | 名前 | プロパティ種別 | fx |
ラベル | lbl1 | Text | “送信先” |
ラベル | lbl2 | Text | “タイトル” |
ラベル | lbl3 | Text | “本文” |
テキスト入力 | txtTo1 | Default | “” |
HintText | “メールアドレス” | ||
テキスト入力 | txtSubject1 | Default | “” |
HintText | “タイトル” | ||
テキスト入力 | txtBody1 | Default | “” |
HintText | “本文” | ||
送信 | icnSendEmail1 | OnSelect | Office365Outlook.SendEmailV2( txtTo1.Text, txtSubject1.Text, txtBody1.Text, { Importance:”Normal” } ) |
プレビューモードで、メールの送信テストをしましょう。
以下のように入力して、送信アイコンをクリックします。
このメールは、以下のように受信されたことが確認されます。
参考文献:
HTMLテキスト形式でメールを送信する
ここでは、HTMLテキスト形式でメールを送信します。
段落の設定や、お好みの文字色や背景色、リンクを設定することなどが出来ます。
新しい画面を作成します。
「新しい画面」ー「空」をクリックします。
画面「Screen2」が新しく作成されましたので、以下のように、各種コントロールを配置します。
コントロール種別 | 名前 | プロパティ種別 | fx |
ラベル | lbl21 | Text | “送信先” |
ラベル | lbl22 | Text | “タイトル” |
ラベル | lbl23 | Text | “本文” |
テキスト入力 | txtTo2 | Default | “” |
HintText | “メールアドレス” | ||
テキスト入力 | txtSubject2 | Default | “” |
HintText | “タイトル” | ||
リッチテキストエディタ― | RichTextEditor2 | Default | “” |
送信 | icnSendEmail1 | OnSelect | Office365Outlook.SendEmailV2( txtTo2.Text, txtSubject2.Text, RichTextEditor2.HtmlText, { Importance:”Normal” } ) |
プレビューモードで、アプリの動作を確認しましょう。
例えば、以下のように入力して、送信アイコンをクリックします。
以下のようにメールが受信されていることが分かります。
テキストに比べると、様々な書式を用いることができるので、かなり自由に文章を記載することが可能です。
お好みに応じて、使い分けてください。
以上