PowerAppsでTeamsにメッセージを投稿する

Rev.0, Y.Nishimura, 2023/1/17

このブログでは、Power AppsからTeamsにメッセージを投稿するアプリをご紹介します。

完成イメージ

アプリの完成イメージです。

アプリの外観

Teamsに投稿したメッセージ

アプリの構築

Power Automateのフローを新規作成し、アプリを構築します。

フローの作成

Power Automate > +フローの追加 > フローを新規作成する を選びます。

フローの作成画面が現れますので、フローの名前を設定します。

ここでは、「Teamsにメッセージを投稿する_デモ」という名前を付けました。

フローは以下のように2つのステップから成ります。

トリガー

Power Apps (V2)のトリガーを選びます。

+入力の追加から、以下のように変数を設定します。

ユーザー入力の種類の選択で、テキストをクリックします。そして、以下のように設定します。

入力入力を指定してください
vTeamsIDvTeamsID_text
vChannelIDvChannelID_text
vBodyvBody_htmltext
vSubjectvSubject_text

メッセージを投稿する

アクション「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を選び、以下のように設定します。

これにてフローが完成しました。

保存して、画面を閉じます。

このフローがアプリに追加されたことが分かります。

データの追加

データ > +データの追加 から、コネクタを2つ追加します。

  • MicrosoftTeams
  • Office365グループ

App.OnStartの設定

App.OnStartを設定します。

App.OnStart =
// メッセージを掲載する{Teamsの表示名}を入力し、そのidを取得する
Set(
vTeamsID,
LookUp(
MicrosoftTeams.GetAllTeams().value,
displayName = ” {Teamsの表示名}”,
id
)
);
// メッセージを掲載する{Channelの表示名}を入力し、そのidを取得する
Set(
vChannelID,
LookUp(
MicrosoftTeams.GetChannelsForGroup(vTeamsID).value,
displayName = ” {Channelの表示名}”,
id
)
);
// そのTeamsに属するメンバーとその属性を取得する
ClearCollect(
ColGroupMember,
Office365グループ.ListGroupMembers(vTeamsID).value
);

コネクタの詳細は、マイクロソフトのドキュメントを参照してください。

コントロールを配置する

画面「Screen1」に、以下のようにコントロールを配置します。

画面の設定

次に、アプリの画面「Screen1」を設定します。

タイトル

テキストラベルを挿入します。

Label1. Text = “タイトル”

テキスト入力を挿入します。

TextInput1. HintText = “タイトルを入力してください”

メンション

テキストラベルを挿入します。

Label1. Text = “メンション”

コンボボックスを挿入します。

ComboBox1. Items = ColGroupMember

本文

テキストラベルを挿入します。

Label3. Text = “本文”

リッチテキストエディターを挿入します。

RichTextEditor1. Default = “”

投稿ボタン

ボタンを挿入します。

Button1. OnSelect =
// メンション先をHtmlで記述する
UpdateContext(
{
vMension: Concat(
ComboBox1.SelectedItems,
  “<at>” & id & “</at>”,
“, “
)
}
);

// 接続したフローでメッセージを投稿する
Teamsにメッセージを投稿する_デモ.Run(
vTeamsID,
vChannelID,
vMension & RichTextEditor1.HtmlText,
TextInput1.Text
);

以上でアプリが完成しました。

テスト

タイトルや本文を入力し、メンション先を選んでTeamsに投稿しましょう。

参考文献

以上


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