PowerAppsではじめてのアプリ開発 – トレーニング3回目
Rev. 0, Y. Nishimura, 2021/3/26
SharePointのリストを作成する
Teamsの右上部にある「…」をクリックして、「SharePointで開く」を選択します。
ブラウザで「SharePoint」の「ドキュメント」が開きます。SharePointのサイトが準備できるまで時間がかかることがありますので、しばらく待ってもう一度トライしてください。
タイムゾーンの設定
ここでは、SharePointのタイムゾーンを日本時間に設定します。
「サイトコンテンツ」を選択してください。
「サイトの設定」をクリックします。
「サイト管理」ー「地域の設定」をクリックします。
タイムゾーンを「(UTC+09:00」)大阪、札幌、東京」に設定します。
画面をスクロールして、右下の「OK」をクリックします。
このサイトのタイムゾーンは日本時間に設定されました。
リストを作成する
「サイトコンテンツ」をクリックします。
「新規」をクリックして、「リスト」を選択します。
「空白のリスト」をクリックします。
任意のリストの名前(ここでは、「UserList1」)と説明を記入して、「作成」をクリックします。
「ユーザーID」の列を設定しましょう。
「列の追加」をクリックします。
「一行テキスト」を選択します。
列の作成画面で列の「名前」を入力します。ここでは、「UserID」です。「保存」をクリックします。
PowerAppsのデータベースとして用いるSharePointの列の名前は、アルファベットを用いてください。また、そのなかにスペースを含まないようにしましょう。PowerAppsは、日本語にも対応していますが、関数で呼び出すときに、日本語が変換されて分かりにくくなってしまうからです。
「氏名」の列を設定します。
ここでは、「タイトル」列の名前を変更します。この列は、SharePointのなかで特殊な列です。レコード(SharePointの行)に、必須の項目になります。この列は、削除することはできません。データベースのなかから必ず用いる項目を選んで、「タイトル」列とします。
「タイトル」ー「列の設定」ー「名前の変更」をクリックします。
「列名の変更」画面が現れますので、「名前」の欄に「氏名」と記入して、「保存」をクリックします。ここでは、日本語でも問題となりません。PowerAppsでは、この列の名前は常に「Title」となります。
次に「組織名」と「emailアドレス」の列を設けます。「ユーザーID」の設定と同様です。
日本語名 | SharePointでの列の名前 | SharePointでの列の種類 |
---|---|---|
ユーザーID | UserID | 一行テキスト |
組織名 | OrganizationName | 一行テキスト |
emailアドレス | EmailAddress | 一行テキスト |
次に、SharePointの「ID」を表示させましょう。新しいレコードを作成したときに、SharePointが自動で採番してくれます。
「列の追加」ー「列の表示/非表示」をクリックします。
「ビューの列の編集」画面が現れます。
「ID」にチェックマークを付けて、ドラッグアンドドロップで最上部に移動します。
「✔適用」をクリックします。
「列」の設定が出来ました。
次にレコードを新規に追加しましょう。
「+新規」をクリックします。
「氏名」、「UserID」、「OrganizationName」、「EmailAddress」を入力します。
「保存」をクリックして、レコードをセーブします。
次のように、一つのレコードを含んだリストのテンプレート「UserList1」が完成しました。
このリスト「UserList1」の列の説明を以下の表にまとめました。
日本語名 | SharePointでの列の名前 | SharePointでの列の種類 | PowerAppsでの列の名前 |
---|---|---|---|
ID | ID | 数値 | ID |
氏名 | 氏名 | 一行テキスト | Title |
ユーザーID | UserID | 一行テキスト | UserID |
組織名 | OrganizationName | 一行テキスト | OrganizationName |
emailアドレス | EmailAddress | 一行テキスト | EmailAddress |
以上