ファンクション間の協力と個々の責任

ファンクション間の協力と個々の責任

基本原則その2

大規模なプロジェクトで、担当のひとりとして仕事をしていると、自分の成果が、どんな風にプロジェクトに寄与しているのか分からないものです。ましてや、プロジェクト全体がどこまで進んでいるのか、どんな問題に直面しているのか、どんなお客様に、プロジェクトの成果である製品がいつごろ出荷されるのか知らされないことがあります。さらに悪いことに、突然、理由も分からないままに、プロジェクトが中止となったりすることもあるのです。モチベーションも低下しますよね。

リーン製品開発の「見える化」の手法を使って、プロジェクトを成功に導きましょう。

ファンクションの担当が、それぞれタスクにコミットして、その責任を果たしていきます。それは、サブシステムボードで表現されます。たとえば、機構設計、回路設計、ファームウェア設計にそれぞれボードがあり、各担当は、そのボードで自分のタスクをコミットします。それがファンクションのコミットとなり、プロジェクト全体を見える化するシステムボードに集約されます。ここでは、マイルストーンを達成していくことにフォーカスします。このようにして、各担当と製品全体がつながっていくのです。モチベーションも上がりますよね。こうしたシステムボードやサブシステムボードなどのビジュアルボードの詳細は、別途説明しますので、お楽しみに待っていてください。


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