可視化ワークフロー管理 – バーチャルボード
Visual Workflow Management – Virtual Board
同じ場所にいることを、コロケーション (Colocation) といいます。
声の届くところにチームメンバーがいると、効率の高いプロジェクト運営が可能となります。
しかし、海外チームなどリモートサイトのチームメンバーと共同のプロジェクト運営が必須となる場合もあります。
こうしたときに、バーチャル(仮想)ツールが役立ちます。
こうしたツールを用意して、リモートサイトと効果的なコミュニケーション環境を整えることは、プロジェクト運営上、非常に大切なことです。
以下に、可視化ワークフロー管理 (VWM) で用いることができるバーチャルツールをご紹介します。
- マイクロソフト パワーポイント
- Google Jamboard
- iObeya
マイクロソフト パワーポイント
多くの企業で使われているツールです。チームメンバーが普段使っているツールであれば、使い始めるためのトレーニングは、必要ありません。また、OneDrive上に、該当ファイルを保存して、チームメンバーと共有すれば、複数の人が、同時にファイルを編集することもできます。すでに、MS OfficeやOneDriveを導入しておれば、追加のコストは不要です。
スライドマスターで外枠を作成:
<表示>-<スライドマスター>をクリックします。
スタンドアップミーティングでアップデートすることが、ほとんどない部分(外枠、メンバー名、日付など)を、スライドマスター上で作成します。
標準画面で付箋を作成:
付箋にタスクを記入して貼り付けます。このファイルをOneDrive上で、メンバーと共有します。
スタンドアップミーティングで、タスクをアップデート:
ファシリテータが、Web会議を設定します。
スタンドアップミーティングの参加者は、ミーティングの開始前に、自分のパソコンやタブレットやスマホで、OneDriveから該当の仮想プロジェクトボードを開いておきます。
ファシリテータが、その画面を共有します。
プロジェクトメンバーは、自分が発表する番になったら、タスクの進捗状況や障害を説明しながら、付箋を移動したり、加筆、訂正したりします。
外枠などアップデートの頻度が少ない部分をスライドマスターにおいておくと、付箋を移動するときなどに、外枠を間違って移動することがありません。
Google Jamboard
Googleアプリのひとつで、使い勝手のよいホワイトボードです。Googleのアカウントがあれば、無料で使えます。
外枠を作成し画像として保存:
Excelやお絵描きソフトを使って、外枠を作成します。それを、ローカルのドライブに保存します。
画像を追加:
Jamboardのフレームに画像を追加する。
付箋を貼り付け:
付箋にタスクを記入して貼り付けます。このファイルをGoogle Drive上で、メンバーと共有します
スタンドアップミーティングで、タスクをアップデート:
ファシリテータが、Web会議を設定します。
スタンドアップミーティングの参加者は、ミーティングの開始前に、自分のパソコンやタブレットやスマホで、Google Driveから該当の仮想プロジェクトボードを開いておきます。
ファシリテータが、その画面を共有します。
プロジェクトメンバーは、自分が発表する番になったら、タスクの進捗状況や障害を説明しながら、付箋を移動したり、加筆、訂正したりします。
iObeya
「大部屋」を仮想空間上で実現したホワイトボード用ソフトウェアです。